統合失調症で障害基礎年金・障害厚生年金2級が決定、146万円受給したケース
2021/06/05
統合失調症で障害基礎年金・障害厚生年金2級が決定、146万円受給したケース
相談者:男性、発症時会社員(パチンコ店店員)、現在無職
傷病名:統合失調症
決定した年金種類と等級:障害基礎年金・障害厚生年金2級
年金額:障害基礎年金779,300円、障害厚生年金682,255円
相談時の様子
Hさんとは私の事務所でお会いしました。お母様が障害年金の請求をされたそうですがうまくいかなかったそうです。
初診のクリニックが廃院しており、この点が問題と感じました。
自殺を図って入院されたことがあり、複数の受診状況等証明書を集めると情報があるのではと思いました。
平成9年8月頃から眠れなくなる、食欲がなくなる、仕事が手につかない、パニック状態などとなり、だんだんひどくなり会社を退職。2年後に腹部を包丁で刺し入院しています。その後複数のクリニックで診療を受けながら今日に至っています。
当センターのサポート
自殺を図って入院した病院に受診状況等証明書の作成を依頼いたしました。廃院したクリニックの紹介状が添付されており、医師の名前が分かりました。
インターネットで検索し3つの病院にお電話いたしましたが、既にいらっしゃいませんでした。平成28年に学会発表会の座長をされていたことが分かり、肩書の大学病院にお手紙しましたが約1ヶ月間連絡がありませんでした。お電話したところ現在の病院が分かり、初診日に関する申立書を書いていただきました。
結果
障害基礎年金・障害厚生年金2級を受けることができました。
障害基礎年金779,300円、障害厚生年金682,255円
障害認定日に診療を受けていたクリニックが廃院しているため遡及受給はできませんでした。